LoginSignup
1
1

More than 5 years have passed since last update.

AzureでLinux VMをリソースマネージャから作成する方法

Last updated at Posted at 2016-05-08

背景

Azure上で仮想マシン(以下VM)を作成する際、従来までの「クラシック」方式と
「リソースマネージャ」方式(以下RM方式)の2つが選べるようになっています。

クラシック方式とRM方式では、作成方法も、
VMのリソース群も、設定方法も異なります。
そのため、今までクラシック方式でVMを作成していた人は、
RM方式でVMを作成しようとすると戸惑うことが予想されます。
(私は戸惑いました)

AzureでVMを作るのはその高額さ故なのか、
あまり巷に情報がないという欠点があったりします。

というわけで、RM方式でのVMの作成方法、作成されるリソースや
設定方法についてまとめました。

なおUbuntuであることに深い意味はありません。
VMの作成自体はCentOSでも変わりませんが、
AzureのおすすめVMはUbuntuですぐ出てきたというだけの理由です。

VMの作成方法

今回のVM作成はポータル上で行います。
そのうちAzure Powershellから作れるかも試してみたい。

大まかに以下の流れで作成できます。

  1. ポータル初期画面左上、「+ 新規」からMARKETPLACEを開く
  2. Virtual Machines -> 任意のLinux VMイメージを選択
  3. 「デプロイ モデルの選択」でリソースマネージャーを選択して「作成」
  4. 「基本」タブ、必要事項を入力
    • サブスクリプションやリソースグループに関しての説明は割愛します。
    • 需要ありそうなら記事書きます
  5. 「サイズ」タブ、仮想マシンのサイズ(=性能)を選択
  6. 「設定」タブ、基本的には特にいじらずそのままでOK
    • 複数台構成などしたい場合はここで設定することも可能
  7. 「概要」タブ、問題がなければ「OK」ボタンでマシンを作成

作成されるリソースについて

作成したVMに関係するリソースは同じリソースグループ内に配置されます。

  • 仮想マシン
  • ネットワークインターフェィス
  • ネットワークセキュリティグループ
  • パブリックIPアドレス
  • 仮想ネットワーク
  • ストレージアカウント

仮想マシン

仮想マシンはVM本体であり、CPUやメモリ、ディスクの状態を監視したり、
サイズ、IPアドレスやDNS名など、仮想マシンを総合的に管理できます。

ネットワークインターフェイス

RM方式では、VMにIPアドレスやDNS名が割り当てられるというよりは、
このネットワークインターフェイスにIPとDNS名が割り当てられます。

ネットワークインターフェースはクラシックでは無かったリソースです。
クラシックの時に存在していたもので同様のものが何か、今一つピンときませんが、
クラシックではVMそのものにこのインターフェースが含まれていた…
というイメージかもしれません。

ネットワークセキュリティグループ

通信を許可するポートやサービスを設定するためのものです。
ファイアウォール的なものだと思えばいいかと思います。

これまたクラシックでは無かったもの…と見せかけて、
今クラシックのVMを見たら設定 -> 全般の中にありました。
前からあったかは不明ですが、少なくとも以前はこれを使わず、
同じく設定 -> 全般 -> エンドポイントを使っていました。

パブリックIPアドレス

所謂グローバルIPアドレス?
外部からのアクセスに使われるIPアドレスです。
クラシックの時は勝手にDNS名が割り当てられてましたが、
RM方式ではこのIPアドレスに対して手動でDNS名を割り当てないといけません。

このIPアドレスを前述のネットワークインターフェイスに関連付け、
外部からネットワーク、VMにアクセスできるようにします。

仮想ネットワーク

同名のものはクラシックの時からありました。
基本機能はそんなに変わらない気がするけど…

とりあえずネットワークインターフェイスを接続したりします。
1台構成だと基本的に気にしないのであんまり分かりません、ごめんなさい。

ストレージアカウント

これまた同名のものはクラシックでも存在していました。
パッと見基本機能は変わっていない気がします。

同一ストレージアカウント内に複数のディスクを作って接続したりできますが、
これまたあまり弄ったことのない機能なのでこれから勉強します…

おわりに

今回はひとまずVMの作成方法と作成されるリソースについて書きました。
次回は実際の設定方法として、主にDNS名設定と
ネットワークセキュリティグループの設定を見ていこうと思います。

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1