前回は物理演算に対する入力の鋭さとその影響をチェックし、
その結果から振り子モデルが一周する現象を確認した。
今回は大回転現象を足がかりに振幅を小さく予定スケールに落とし込む方法を探っていく。
探したい2つのアプローチ
出力を予定スケールへと落とし込むとき、二つの方法が考えられる
モデルと比較するとわかりやすいが
・振幅自体を小さくする方法と
・振幅表記を小さくする方法だ
大きな違いは大回転現象を起こすか否かである。
これを判定に使っていく。
表記が小さくされているならば大回転現象を起こし、
振幅自体が小さくなっていれば大回転現象が収まるはずだ。
テストパラメーター候補
実験項目として考えてみたが今後のこともあるので、
実験はすべての要素について0.1にした曲線を作成する。
またX,Yなどの要素の変更もチェックする
・質量
・長さ
・ゆれ減衰
・入力タイプX,Y,Angle
・入力移動量
・入力影響量
・出力タイプA,Ag
・出力移動量
・出力影響量
入力データは前回の1fのモノを使用し、All1と波形を比較する形で検証する。
注目データ
☆質量
振れ幅の操作に使い易そうだったが大問題なパラメーター
0.1のラインをみるとわかるが何らかの抵抗を受けてるのか羽が舞い降りるように振動しなくなる。
振幅操作とは別物と捉えた方が良い
☆入力移動量、影響量
移動
影響
大回転現象が収まってるところを見ると振幅自体を小さくするならばこの方法が良さそう。
しかし移動量と影響量、作用方法に違いがあるようで要検証。
☆出力移動量、影響量
移動
影響
大回転現象が小さくなっても収まらない。
出力される振幅だけ小さくしたいならば間違いなくコチラ。
移動と影響でほぼ同じ反応を示しているが他の物理演算が噛んだときの反応用で別れてるはずなので
通常時は移動量で絞るのが正しそう。
今回のマトメ
・思ったよりも空気抵抗のようなものが存在する。ふわりとした物理演算も可能。
・振れ幅を小さくするならば入力をいじるのがよさげ
・出力表記はAngleの表示通り角度で来る。絞るのは出力移動量がよさげ
次回は他のテストデータを見ていき物理演算の全体イメージを詰めていきたい。