#開発環境
OS | CentOS Linux release 7.2.1511 |
---|---|
vagrant | ver 1.81 |
Oracle VM VirtualBox | バージョン 5.0.12 |
git | ver 2.8. |
※既にvagrantでCentOS7が導入されている前提で話を進めます。
#rbenv+ ruby-buildでRubyの導入環境を揃える。
##step1 既にrubyがインストールされているのなら現在のrubyを消去する。
sudo yum remove ruby
ruby -v
を実行して ruby: command not found
が帰ってくれば、無事
消去が完了しました。
##step2 rbenvをインストールする。
rbenvとはRubyのversionを簡単に切り替える事が出来る__コマンドラインツール__です。Mac以外ですと、git clone
してファイルをインストールする必要がありますので、まずgitを導入しておいて下さい。
sudo yum install git
gitをインストールできたら次にrbenvをインストールします。
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
##step3 ruby-buildをインストールする。
ruby-buildはrubyをインストールする為の__rbenvのプラグインです。__rdenv install
というコマンドはruby-buildが導入されて初めて利用できます。
git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build
sudo ./install.sh
##step4 rbenvが導入されているか確認する。
rbenv -v
で導入したrbenvのversionを確認する事ができます。
rbenv -v
rbenv 1.0.0-21-g9fdce5d
以上でRubyの導入環境を整える事ができました。
##Ruby 2.3 1をインストールする
以下のコマンドを実行してインストールできるrubyを確認しましょう。
rbenv install -l
実行結果
2.2.1
2.2.2
2.2.3
2.2.4
2.2.5
2.3.0-dev
2.3.0-preview1
2.3.0-preview2
2.3.0
2.3.1
2.4.0-dev
-dev
は開発版という意味
今回2.3.1
をinstallしましたが、このようにrbenvを使う事で個人の開発環境に合わせてrubyを導入出来る事が可能です。
以下のコマンドでrubyをインストールする。
rbenv install 2.3.1
gemでインストールした実行ファイルを実行するためにもrbenv rehashを実行して下さい。
rbenv rehash
globalでrubyのversionを指定する。
rbenv global 2.3.1
globalはシステム全体で使用するバージョンを指定するコマンドである。基本的に使いたいバージョンをglobalで指定し、プロジェクトによってバージョンを変更したい場合はlocalで指定するのがよい。
以上でRubyのインストール出来たと思います。
最後に確認としてインストールしたRubyのversionとPATHを確認しましょう。
ruby -v
ruby 2.3.1p112 (2016-04-26 revision 54768)
which ruby
~/.rbenv/shims/ruby
which gem
~/.rbenv/shims/gem
お疲れ様でした。
参考文献