はじめに
なんでも可視化するのが楽しくなってきたので、androidにTaskerを導入して、M2Xでバッテリーの変化具合を記録するというネタをやってみたので、その記録です。
手順
今回もいつものごとく、IFTTTを使い倒す方向で実現。
1.対象となるandroidデバイスにTaskerをインストール
2.TaskerのプラグインであるRESTaskをインストール
3.RESTaskを使って、バッテリーの残量をIFTTTのMakerチャンネルに飛ばす
4.IFTTTでレシピを作り、M2Xにバッテリー残量をプロットする
Taskerの設定
PROFILES
からBattery Changed
を選択して、バッテリーの変化がトリガになるようにする。
TASK
からRESTask
を設定する。
送り先はIFTTTのMakerチャンネル。
Makerチャンネルの使い方はこちらで記事を書いているので参考にしてください。
Custom bodyは以下のような感じで、value2とvalue3は今後なにか送ろうと思ってるので、今は0を埋めてるだけにしている。WiFiのon/offやBluetoothのon/offなどの情報を合わせて送ってもいいかも。
あと忘れがちな設定。
Content-Typeの設定はしっかりやっておきましょう。
設定しなくてもレスポンスで200が返ってくるのが残念な所。(しかも動かないw)
M2Xの設定
M2XはAT&Tが提供しているIoT向けのサービス。
非常に使い勝手がよく、色々な場面で使ってます。
M2X Pricingに無償なら1デバイスあたり10万/月のデータ投入ができると書いてあります。この程度の使い方なら問題なしです。
使いはじめるまでのアカウント登録の説明はカットします。
使えるようになったら、デバイスをまず登録しましょう。
Create New
からDevice
を選択して、新規デバイスを登録します。
M2XがIoTを意識しているので、名前がデバイスになっていますが、デバイスじゃなくても、何でもOKです。
ただ単に、データを投げ込む場所を作っているようなイメージでいいと思います。
Device
の下にはSTREAM
がぶら下がるようになっています。
STREAM
はデータを記録する最小単位なので、curlなどでデータを投げ込むときには、Device
を特定するDEVICE IDと、STREAM名を指定する感じになります。
詳しくはチュートリアルを参考にしてください。
今回はIFTTT経由で投げ込むので、Device
とSTREAM
を作っておくだけで準備としてOKです。
登録例としてはこんな感じです。
IFTTTのレシピ
IFTTTでは上記のようなレシピを作っていきます。
MakerチャンネルにTaskerから投げ込まれたバッテリー情報をM2Xに流していきます。
流し先を変えるだけで、違う所に出力できるのがIFTTTの良い所。
Google Driveのスプレッドシートに記録することも可能です。
M2X側の設定はこんな感じです。
Which device?
に先ほど、M2Xで作ったDevice
のDEVICE IDを入れましょう。
IDはすぐわかるはずです。
お次にWhich stream?
に上記の設定例で示したSTREAMS
に表示されているstream名を入れましょう。
本例の場合はxperiaz3compact
になります。
さいごに
設定が万事うまくいけば、以下のようにバッテリーの変化がトリガになりTasker→IFTTT→M2Xとデータが流れて自動的に記録されるようになります。
今回はTaskerによるバッテリーの変化を記録するという役に立つんだか、立たないんだかというよくわからないものを可視化してみましたが、有意義なデータを見つけて、同じように記録すると面白いかもしれません。
個人的には「Wolfram Data Drop」にバッテリー、WiFi、Bluetooth、CPU速度、バッテリー温度、GPSデータ、セルラー情報等々を流し込み、そのデータ群から何かしらの分析ができるようになると、ちょっと本格的になるかなと思っています。
時間が取れたら試してみる予定です。