####今回使用した環境は下記の通りです
- OSX El Capitan ver.10.11.6
####必要なもの
- curl
- git
- Homebrew-cask
- Vagrant
- VirtualBox
- CoreOS
- Kubernetes
#Vagrantの導入
Vagrantは仮想マシンの構築と共有をコマンドや定義ファイルを使って簡単に行うことができるツールで、VirtualBox、VMWare上に仮想マシンを複数同時に構築し、必要な設定をすべて行った上で起動できたりします。
①VagrantはHomebrew-caskを使ったインストールがオススメです。
Homebrew-caskを導入してない場合は先に導入します。
$ brew install caskroom/cask/brew-cask
②Vagrantをインストールします。
$ brew cask search vagrant
==> Exact match
vagrant
$ brew cask install vagrant
※serchでvagrantが出ることを確認できない場合はDownload Vagrant - Vagrantからダウンロードしてインストールしてください。
③VirtualBoxをインストールしていない場合は、この段階でインストールをします。
$ brew cask install virtualbox
※VirtualBoxをインストールされている方は最新版にアップデートしてください。
#CoreOSでクラスタ構築
今回は手元に必要最低限のクラスタを簡単に構築するためにメンテナンスがよくされているMulti-node cluster using cloud-config and Vagrantを使います。
①リポジトリをクローンしてmasterを1台、nodeを2台構築します。
$ git clone git://github.com/pires/kubernetes-vagrant-coreos-cluster.git
$ cd kubernetes-vagrant-coreos-cluster
$ vagrant up master node-01 node-02
※途中で管理ユーザーのパスワードを求められる場合があります。
②きちんと仮想マシンが構築されて起動されているか確認をします。
$ vagrant global-status
id name provider state directory
----------------------------------------------------------------------------------
91a29ff master virtualbox running /Users/user/kubernetes-vagrant-coreos-cluster
0c1207e node-01 virtualbox running /Users/user/kubernetes-vagrant-coreos-cluster
0cd28e4 node-02 virtualbox running /Users/user/kubernetes-vagrant-coreos-cluster
3つのマシンが全てrunningになっていることを確認してください。
確認できたらVagrant ssh-config
の設定をしておくと楽なので、設定しちゃいましょう。
$ vagrant ssh-config >> ~/.ssh/config
#####ここまで出来たら、$ cd ~/
で1度ユーザーのルートディレクトリに戻ります。
#kubernetesを準備
①kubernetesを操作するためのCLIである、kubectlをインストールします。
$ curl -k -o kubectl https://kuar.io/darwin/kubectl && chmod +x kubectl && sudo mv kubectl /usr/local/bin/
②kubernetesをGitからMacに持ってきます。
$ git clone git://github.com/GoogleCloudPlatform/kubernetes.git
③最後にnodeの確認をしてみます。
$ kubectl get nodes
Name STATUS AGE
172.17.8.102 Ready 1d
172.17.8.103 Ready 1d
#####2つのnodeの確認とSTATUSがReadyになっっていることを確認できたら、環境構築は完了です。お疲れさまでした!