Visual Studio Community 2015にサインインできなくなった話(2016/06/18)
話の概要
Visual Studio Community 2015 にログインできない!?
4月から晴れて貧弱SEとして働き始め、ようやく落ち着いてきたので仕事から離れて趣味でプログラミングがしたいなあと思い始め、以前から興味のあったC#プログラムを書くため、Visual Studio Community 2015を久しぶりに起動した
が、試用期間がどうのこうのと言われ、??となりつつも、どうやらサインインさえ出来れば使える…らしいとの事なので早速試すもののサインインに失敗する。
原因が何かわからず何度かインストールのし直しを試すも結局効果は出ず、途方に暮れていたものの苦渋の決断をした結果ようやくサインイン出来、使えるようになったのでその備忘録。
先に結論
windows7から不用意にwindows10にアップグレードしてはいけない!
結論から言うと windows10からwindows7にダウングレードしたPCではVSCommunity2015は動かない ということである。
結論に至る経緯
私は昨年10月頃に不用意にwin10アップグレードしてしまったのだが、(テロがうるさかったのと軽いと評判だったため)それがそもそもの間違いだった。VSCommunity自体を入れたのはおそらく同年の8月あたりで、その時期は他のノートPCをメインに使っていた。アップグレード以前とアップグレード以後現在のPCでVSCommunityを起動することはあまりなかったものの、当時は特に困った記憶もないので問題なく動いていたと思う。
アップグレードから2ヶ月後、使おうと思って購入したソフトがwin10では全く動かず半ば自棄になりつつ元のwin7にダウングレードしたが、それからしばらくVSCommunityを起動することはなかった。そのため発見が遅れ、結論へとはなかなか至らなかった。
問題が発覚したのは今年3月頃、就職に係るごたごたが片付き、あまりにも暇すぎて久々に起動したところ、先の画面に出くわし頭の中に「???」が浮かんだものの特に急ぐこともなかったのでこれも先延ばしにしてしまった。
が、先述の通り生活が落ち着いてきたので解決を試みようと何度かアンインストールしてインストールし直しをするも、全く状況が改善せず途方に暮れてしまっていた。
が、あるとき思いつく。
これVSCommunityじゃなくて、windows側の問題じゃね?
しかし、私は渋った。ここで再びwin10に戻すとすると、一体何のためにダウングレードしたのか、と。
背に腹は代えられず、また、ダウングレードしてからこっち、なんとなくOSの動作も我慢できなくなってきたので渋々再びアップグレードすることに。
結果、起動したVSCommunityでサインインすることができ、ようやくまともに使えるようになった。というオチ。
原因の考察
windows7はもともとVSCommunity2015に対応していない説
これは公式を参照することで即座に否定される。
Visual Studio 2015
Visual Studio Community 2015 with Update 2
Visual Studio 2015 のインストールについて詳しくは、「Visual Studio のインストール」のページをご覧ください。
プラットフォームの互換性について詳しくは、「Visual Studio 2015 の互換性」のページをご覧ください。
サポートされているオペレーティング システム
Windows 10
Windows 8.1
Windows 8
Windows 7 Service Pack 1
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2 SP1
注:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 にインストールするには、更新プログラム 2919355 が必要です (Windows Update からも入手できます)。
そもそもwin7に対応していれば、もともと動かなかったわけがない。
ダウングレードの方法がまずかった説
正直しばらくはこれだと思っていた。
リカバリディスクを用いてリカバリする際、初期化ではなく修復を選択したせいで、PCの内部に矛盾が生じエラーが発生したと考える見方である。
というのも、修復してダウングレードしたwin7はInternet Explorerがインストール出来ないのである。
もちろん、私も世の流れに逆らわずChromeを愛用していたのだが、VSCommunityをインストールする際、「IEちゃんがいないと僕は全力出せないよ!」とVSCommunityが駄々をこねるのである。(どんなマセガキだ)
仕方なく、IEをインストールしようとするも、エラーログだけ吐いてインストール出来ない。
無理やりVSCommunityをインストールすると警告が出たままインストールが終了する(もちろんサインイン出来ずソフトは使えない)ため、初期化しないとだめかもと思っていた時期がしばらく続いた。
実際試してはいないが、もしかしたらwin7へ修復ではなく初期化すれば、まだ望みはあるのかもしれない。
まとめ
Microsoftからのテロに日々抗っているレジスタンスの方(絶対にwin10にはしないと決め込んでいる方)へ
あと1ヶ月半ほどの辛抱です。
何がなんでもwin7ちゃんを死守してあげましょう。
Microsoftからのテロに屈してしまった方、あるいは屈しそうになっている方(すでにwin10にアップグレードしてしまった、あるいはアップグレードを検討している方)へ
もしもあなたがVSCommunityにかぎらずVS系ソフトを今後も使いたいのであれば、綺麗さっぱりwin7のことは諦めましょう。恋愛にかぎらず未練を残すと大変なことになります。
もしどうしても諦めきれないのであれば、大事なデータを持って新しい場所でやり直す(初期化する)のも一つの案かもしれません。