ただしDockerが必要。
Dockerを使っていない人には要らんソフトが入りまくるので、ぶっちゃけ大人しくRicty Diminishedを使う(M+フォントに収録されていないような漢字を含むソースコードなんてそうそう無いですし)か、どうしても本家が良かったら他の方が紹介されている非公式fontforge-cygwinを使う方法1の方が良いと思います。が、既にDockerをインストールされている方は多分これが一番早いと思います。
使い方
- Dockerがインストールしてある
- Docker Quickstart Terminalを起動する
- 適当なディレクトリに移動して
docker run --rm bakudankun/ricty-generator --zipball > Ricty.zip
または--tarball > Ricty.tar.gz
- コマンドが返ってくるまで3分待つ
- 生成されたRicty.zipまたは.tar.gzを解凍する
- 完成!!!!
オプション
- --tarball
- 生成したフォントの .tar.gz アーカイブを標準出力に吐く
- --zipball
- 生成したフォントの .zip アーカイブを標準出力に吐く
- --generator-opts=opts
- ricty_generator.sh に渡すオプション(RictyのREADMEを参照)
- --discord-opts=opts
- ricty_discord_converter.pe に渡すオプション(RictyのREADMEを参照)
- -o, --oblique
- 斜体も生成する
- --no-os2
- os2version_reviser.sh を利用しない
- -h, --help
- ヘルプを表示する
関連リポジトリ
補足
ボリュームをマウントする方式
一応--zipball
や--tarball
を指定せずに-v /path/to/outdir:/out
オプションでoutdirに生成する方法もありますが、Windowsの場合/path/to/outdir
はUsersフォルダ以下のパスをフルパスで、しかも何故か最初はスラッシュを二つ重ねて//c/Users/...
のように書かないと駄目らしい(Docker v1.9.1現在)ので、--zipball
を使う方が楽です。
ライセンスについて
ライセンスに関してはよくわからないので問題があるかないか分かる方がいらしたらお教えください。一応Dockerイメージに生成済みRictyフォントは含まれていませんし、生成するフォントと一緒に関連フォントのライセンスもコピーするので大丈夫だと思いますが……。
更新履歴
2016/2/22
- ricty_generatorやricty_discord_converterにオプションを渡せるようにしました。
- 斜体を生成できるようにしました。
- os2version_reviser.shを利用しないオプションを追加しました。
今後の目標
-
powerlineパッチ適用
↑パッチしたフォントが全角幅になってしまってうまく行かないし成功したとしてもWindowsだとそれほど見栄え良くないし諦め気味 - フォルダを
/in
にマウントして別のフォントを合成できるようにしたい
-
ただしざっと見た感じ大抵情報が一部古いようです。特に最新(v4.0.1)のRictyはotfのInconsolataではなくGoogle Fontsのttf版を使うようになっています。 ↩