Sakura vps上で、pptpサーバを構築する。
目的としては経路を変更してネトゲのラグ回避のためのもの。
以下の設定を行うことで10分程度で使えるようになります。
注意としては、mtuの値によってネトゲの読み込みが失敗することがあります。
Ubuntuのインストール
Sakura vpsで、カスタムOSインストール機能を利用し、Ubuntu 14.04を選択する。
インストール手順については、以下を参照することで特に問題なくインストールできるはず。
インストール後、サーバを起動する。
pptpdのインストール
$ sudo -s
$ apt-get install pptpd
pptpdをインストール後、設定ファイルを編集していく。
/etc/pptpd.confに以下の行を追加
localip 192.168.2.1
remoteip 192.168.2.32-64
/etc/ppp/pptpd-optionsに以下の行を追加
ms-dns 8.8.8.8
ms-dns 8.8.4.4
mtu 1492
/etc/ppp/chap-secretsに以下の行を追加
usernameおよびpasswordは任意のものを指定する。
username pptpd password *
pptpdを再起動する
# service pptpd restart
IPフォワードを有効にする
/etc/sysctl.confに以下の行を追加
net.ipv4.ip_forward=1
設定を反映
# sysctl -p
iptables
$ iptables -t nat -A POSTROUTING -s 192.168.2.0/24 -j MASQUERADE
クライアント側の設定
Macのシステム環境設定の「ネットワーク」から、VPNを追加する。
VPNタイプはPPTPを選択
アカウント名には、/etc/ppp/chap-secretsで設定したusernameを入力。
暗号化はautomaticを選択。
認証設定で、パスワードを選択し、/etc/ppp/chap-secretsで設定したパスワードを入力する。
詳細のオプションから、Send all traffic over VPN connectionにチェックを付ける
接続をクリックすることでvpnサーバに接続される
動作確認
http://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
などにアクセスして、あなたの利用しているIPアドレスが、VPNサーバのIPアドレスと一致していたらOK