http://qiita.com/kikiinu/items/36c5f81f4d9f3ace9ded#comment-83b7bda709888d92b6af
の質問を発端として思ったのは「組込みを入門するにはどういうハードを買うのがいいのだろうか」という疑問。
組込みの色々な機能
- GPIO入出力
- AD取込
- (DA出力)
- 割込み
- ウォッチドッグ
- DMA
- UART通信
- I2C通信
- SPI通信
などいくつかの機能がある。それらを試すことができる環境はいろいろあるが、その中でもプログラムを扱う環境には2通りあると思う。
- プログラマ (Programmer)
- プログラムを書き込む機能
- デバッガ (Debugger)
- プログラムを書き込む機能
- 実行しながらブレークポイントで停止できる
- 途中の変数の値をチェックなどできる
- JTAG debuggerなど
プログラマはArduino, PIC, AVRなどの環境に対して1000円くらいで入手できそう。
ただ、プログラマだとブレークポイントを使った勉強ができないので、個人的にはデバッガを買うのをお薦めしたい。
デバッガを使うことで中の流れがよくわかり、理解が深まる。
問題はデバッガを買うとなると、環境によっては1万円くらいかかること。MSP430などではそれくらいしたかと思う。
上に書いた機能などを試したいマイコン環境でデバッガを使えるもので、入門者向けの環境というのはどういうのがあるのだろうか。
自分が未経験だが、STM32のST-LINK/V2-1というデバッグ環境付き、というのは気になる。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07723/
PICやAVRなどのデバッガ環境は不明。
Arduinoはデバッガを用意する情報はあったようだが、入門者向けではなさそう。
なお、上記の機能のほとんどをライブラリを使って動作できる環境も増えてきている(ArduinoのWire Libなど)。そちらの環境を使うのがいいか、もっとハードウェアよりの実装(レジスタを扱う)方がいいかは、入門者が今後どうしたいかによりそう。
デバッガもあるといいが、情報がそこそこ入手できる環境かどうか、も大切かもしれない。