Mac に Python3 をインストールし環境構築する方法
Mac にはデフォルトで Python2系 がインストールされていますが、ここではbrew
による3系のインストール方法と、 venv
による仮想環境構築方法を説明します。
Python3 の導入手順
Python3 を homebrew
でインストールします。
homebrew のインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
Python3 のインストール
以前は python3
と明示的に指定する必要がありましたが、現在はデフォルトで3系がインストールされるようです
brew install python
Python3 の確認
以下を実行し、 Python 3.7.3
等と表示されればインストールの成功です。
また、 python
では2系が選択され、 python3
では3系が選択されるようになっているはずです。
python3 -V
※ 2020年5月10日現在 3.7.3
venv による仮想環境構築
作業用ディレクトリを make directory した上で、 change directory
mkdir project
cd project
venvによる仮想環境切り出し
python3 -m venv env
仮想環境を有効にする
以下のコマンドで仮想環境を有効にできます。
source env/bin/activate
仮想環境を有効にした状態では、 python -V
で3系が紐づけられている状態になっています。
仮想環境から出る
以下のコマンドで仮想環境から出ることができます。
deactivate
まとめ
Python3 をインストールし、プロジェクトによって使用するライブラリが異なる時は上記の手順で venv
にて環境を切り分けることが必須だと思います。
venv
を活用することで、 pip freeze > requirements.txt
等でプロジェクトで使用しているライブラリ一覧を書き出す際も、不要なライブラリの混入を防ぐことが可能です。
以前はこの記事で、 venv
ではなく virtualenv
を使用した方法を紹介していたので合わせて記載します。
virtualenv による環境構築
virtualenv
を pip3
でインストールします。
virtualenv のインストール
pip3 install virtualenv
※ pip ではなく pip3 を使う点に注意してください。
Python3 の仮想環境を切り出す
プロジェクト ディレクトリに移動してから
virtualenv --python=/usr/local/bin/python3 env
仮想環境をアクティベイト
プロジェクト ディレクトリで以下を実行
source env/bin/activate