接続先の IBM i を構成する
導入後にまず行うのは、 接続先の IBM i の構成です。
ACS を起動して「システム構成」を選びます。
「一般」タブの「システム名」でホスト名か IP アドレスを指定します。任意の名前を付け後からIPアドレスを指定することもできます。
「接続を確認」してもいいでしょう。
「接続」タブでパスワード入力の方法とIPアドレスの確認方法を指定します。
自動ログインの機能を使いたいならデフォルトユーザー名の指定を選択しユーザー名を指定しておきます。
IPアドレスが解決できない「システム名」を「一般」タブに指定した場合「IPアドレスのルックアップ頻度」を「なし」にして「IPアドレス」を指定します。
接続先の IBM i を選択し機能を選ぶ
接続先の IBM i を構成すると「システム」で構成済みシステムが選択できます。
通常の利用法は、ここで対象システムを選んでおいて、処理したい機能をクリックすることになります。
ふたつの 5250
項目に二つの 5250 があるのがわかります。
一つは「一般」の「5250エミュレーター」、もう一つは「管理」の「5250セッション管理機能」です。
通常はセッション構成を詳細に定義し利用できる「5250セッション管理機能」を使います。実は 接続先の IBM i を構成しないでも利用できます。
「5250エミュレーター」は選択したシステムにデフォルトの構成で接続する方法です。
導入直後は英語のホストコードページで接続しようとするなど、結局、構成が必要なので「5250セッション管理機能」で構成を行ってから接続した方がいいでしょう。
サインオン・プロンプト
これまでのAccess for Windows と 同様、サインオン・プロンプトが表示されます。
この頻度は上記の「接続」タブで「パスワード・プロンプト」の指定に従います。
もちろん、これれまでと同様にログインを自動化することも可能です。自動ログオンの方法はこちらをご覧ください。
「All About ACS」では IBM i に対する新しいクライアント「IBM i Access Client Solutions」の情報をいろいろ提供していきます。
記事一覧はこちらで確認いたけます。
許可の無い転載を禁じます。
この記事は筆者の個人的な責任で無保証で提供しています。
当記事に関してIBMやビジネスパートナーに問い合わせることは、固くお断りします。