はじめに
- vpsとかでディスク容量を増やした場合
- たまにしかやらないので忘れる
- でも、やるときミスると困るのでメモっておく
- LVMは使わない
- 気をつけないとデータ全部消えます
- なので、作業は各自の責任でおねがいします
なにをするのか
- ディスク容量が足りなくなった!
- よし、新しいディスクを追加しよう
- そうしたら、パーティショニングしなきゃ
環境
- Debian7 3.2.54-2 x86_64 GNU/Linux
- df (GNU coreutils) 8.13
- fdisk (util-linux 2.20.1)
どうするのか
1. 現状を確認
- diskを確認
df
// 拡張したいディレクトリがmountされているdiskを確認する
$ df -h
- diskのパーティションを確認
fdisk
// 仮想ディスクならデバイス名はvda
// 仮想環境じゃなければsdaとか
$ fdisk -l /dev/vda
2. rescue modeで起動
- とにかくパーティショニングを行うディスク以外でshellを実行したい
- Debian7のインストール用CDなどから「Advanced Options」を選択
- 続いて「Rescue mode」を選択
- 日本語とかいろいろ選択して、「レスキューモードに移行」で「ルートファイルシステムとして使用しない」を選択
- 「インストーラ環境内でシェルを実行」を選択すると、シェルが起動
3. パーティションの削除と作成
- 現状の拡張したいパーティションの開始シリンダ番号以降を使っているパーティションを削除
fdisk
$ fdisk /dev/vda
// 現在の状況を表示
// ここで表示されるstart, end, blocksなどをメモっておく
> p
// パーティションを削除
// 拡張したいパーティションとそれよりも後のシリンダを使っているパーティションを削除
// 以下、例
// パーティション2を削除(外側から)
> d
> 2
// パーティション1を削除
> d
> 1
- で、拡張したパーティションとその他いろいろ必要なパーティションを作成
fdisk
// 拡張したパーティションを作成
// パーティションの開始位置(start)は削除前と同じにする
// 間違えるとヤバイ
// 以下、例
> n
> p
> 1
> [この後start, endなどを入力]
// その他のパーティションを作成
// 上で作ったパーティションに続いてstartを指定する
> n
> p
> 2
> [この後start, endなどを入力]
// パーティションをswapに変更
> t
> 2
> 82
- 各自、必要なパーティションを作ってください
- パーティションを書き込み
fdisk
// 書き込み前に確認
> p
// 実際にパーティションが反映されます
> w
4. ファイルシステムの拡張
- 実際にファイルシステムが拡張されるのはresize2fsをしてから
e2fsck
// Linux ext2/ext3 ファイルシステムのチェックを行う
$ e2fsck -f /dev/sda2
resize2fs
// ファイルシステムの拡大・縮小を行う
$ resize2fs /dev/sda2
5. 再起動
- インストールCDを取り出す
- rebootを実行する
6. 確認
- ファイルシステムが拡張されていることを確認
df
// 拡張したいディスクのにマウントされているディレクトリの容量が増えていることを確認
$ df -h
- diskのパーティションを確認
fdisk
// パーティションが変更されていることを確認
$ fdisk -l /dev/vda