勝手に他のクラスのプライベートメンバ変数を操作する

C++で、他のクラスや提供されたライブラリ内のクラスのプライベートメンバを勝手に変更する方法。
テンプレート特殊化をクラス定義外から定義可能なことを利用する。

#include "stdafx.h"
#include <iostream>

class A{};
class Human {

private:
    int height = 175;
    int weight = 60;

public:

    template <class A>
    void printSize(A a){
        std::cout << height + weight << std::endl;
    }
};

// プライベートメンバをコピーするためのクラス.
class MyHuman{
public:
    int *height;
    int *weight;
};
MyHuman mh; // グローバルに宣言.


// 外部からテンプレート特殊化を行うことでプライベートメンバを操作できる.
class B{};
template <>
void Human::printSize(B b) {
    // 自分で作成したグローバルクラスに勝手にアドレスを代入してしまう.
    mh.height = &height;
    mh.weight = &weight;
}

int _tmain(int argc, char* argv[])
{
    Human h;
    A a;
    B b;

    // まずは通常のメソッドを呼ぶ.
    h.printSize(a);

    // 勝手に特殊化したメソッドを呼び、プライベートメンバーをグローバルオブジェクトmhに密かにコピーする.
    h.printSize(b);

    // ここからはに煮るなり焼くなりmhの値を好きに操作できる。

    // ポインタ経由で操作する.
    *(mh.height) = 100;
    *(mh.weight) = 100;

    // 値が書き換わっていることを確認する.
    h.printSize(a);

    return 0;
}

参考
[闇夜のC++]